とうとう楽天が3大キャリアメーカー(NTTdocomo、KDDI、SoftBank)独占市場に参入するニュースが本日の日経新聞1面に掲載されました!
この携帯電話事業ですが最近では格安なSIMフリーを提供するMVNOなるサービスもありましたが、このMVNO(格安SIM)提供事業者は意外と苦戦を強いられていました。
MVNO事業も思った以上にユーザー獲得が出来ず、3大キャリアメーカーのやりたい放題の市場だったのでしょう!実際に債務超過に陥っていた「フリーテル」を楽天が買収したことは有名なお話です。
MVNO事業は薄利な事業であり、収益を得る基盤が整っている会社でないと厳しいことは確かです。きっと総務省もここら辺に頭を抱えていたんだと思います。
今回の楽天が携帯電話事業に本格参入のニュースに関して言えば、携帯電話利用者にとっては利用料コストを抑えることに繋がる可能性が高いので朗報なのではないでしょうか?
3大キャリアメーカーから4大キャリアメーカーになるのですから、既存のメーカーにとっては脅威以外のなにものでもありません。
楽天モバイルは何処までやってくれるか?
楽天は既に買収したフリーテルで既に「楽天モバイル」としてサービス提供していますが、今回は回線設備費に最大6,000億円を投資するということです。恐らくNTTdocomoから回線を借りながら、少しずつ自前の回線を整備していくのでしょう!
SoftBankが携帯電話事業に参入したように、楽天もインターネットサービスが充実した企業です。恐らくSoftBankと同じような成功の道を歩むことになるのではないかと感じています。
ただし、まだ本格参入調整段階なので、国から許可が出るかは別の話です。恐らく許可の方向になるとは思います。何せ総務省は国民の携帯電話利用料金を下げたいのですから。
楽天モバイルの最大のメリットは楽天ポイント
既に楽天モバイルを利用している方なら知っていると思いますが、楽天モバイルで一番メリットがあるのは楽天ポイントの存在だと思います。もし楽天のクレジットカードを利用しネットショップも楽天を頻繁に利用する人なら、楽天モバイルに乗り換える人は意外と多いのではないかと感じます。
ここら辺は顧客獲得の為に楽天がどのようにキャンペーンを行うかで変わってくるかと思いますが、楽天のサービスを多く利用する人にとってはメリットしかないような気がします。
docomoにはdポイントなるモノがありますが、多分ネットサービスとなると楽天には適わないような気がしますね。
既存3大キャリアメーカーに与える影響!
一番注目したいのはココです!契約数で観るとNTTdocomoが7536万件、KDDI(au)が4966万件、SoftBankが3910万件だそうです。
そして現状の楽天モバイルは140万件。
もし仮に3大キャリアメーカーから楽天モバイルへ移行するユーザーが増加し、今の10倍の1400万件になった時のことを考えてみましょう!
コレ結構、直近で考えるリアルな数字であるような気がします。そして楽天モバイルの利用料がどのような形態で提供されるようになるかはわかりませんが、間違いなく既存3大キャリアメーカーよりは安い価格で提供するでしょう。
すると既存3大キャリアメーカーも価格の見直しが必要となり、収益への影響は大きいのではないかと推測します。次世代通信無線規格「5G」への設備投資も今後増加していく中での楽天の参入は、ちょっとばかり厳しい情勢を強いられることになることでしょう。
楽天モバイルへ移行するかはユーザーが決めること!
今はキャリアの移行は簡単に行える時代となりましたが、最終的にどの携帯電話会社を選ぶのかはユーザーです。
結局は携帯料金が安くなることに反対するユーザーはいないハズ。楽天モバイルへ移行しても、しなくてもコスト削減に繋がることは間違いない。
ちょっと三木谷さん凄くないか?
Amebaあたりも携帯事業参入すると面白そうなんですがね。
孫さん、三木谷さん、藤田さん・・・。
何か日本を変えている人達ですね。
DocomoとKDDIは元々が通信会社ですから。ちょっと違うよね。
まとめると
3大キャリアメーカー(docomo、au、SoftBank)独占市場に楽天が本格参入することにより、携帯電話利用者のコスト削減に繋がることは間違いない。
既に本日の株式市場では3大キャリアメーカーの株価が下落しました。
結構なビッグニュースであることは間違いなく、今後の携帯電話事業の展開が良い方向に作用してくれることを願いたいところです。
ま、まさか楽天モバイルも独占の仲間にならないことを願います。(*`艸´)ウシシシ