40代後半SE退職後の転職活動は厳しい!退職は次が決まってからにしよう

40代後半SE退職後の転職活動は厳しい!退職は次が決まってからにしよう

転職活動(就職活動)を開始して約2か月近く経過したのでしょうか?

無事に内定を頂けました。

私の担当エージェントの方が言うには年齢的に就職活動を開始してから決まったのが早い方らしです。個人的には2

カ月近く経過していたので、本当に就職できるのか疑問に思っておりました。また、既に応募して企業や、選考が進んでいた企業で決定しなかった場合は、少し大きな方向転換をしようと考えていました。

SEでなくても良いかなって。。。

私は父親がトラックドライバーだったこともあり、トラックドライバーへの憧れが強くあります。またあのハードな業務をこなしているトラックドライバーに尊敬の念を抱いております。もしSEがダメなら、未経験も多少受け入れてくれそうな業界としてトラックドライバーはアリなんでは?って思っていたんです。勿論中途半端な気持ちで勤まるような仕事でないことも承知ですが、学生の頃に父親の仕事を代行していた時期もあるため仕事内容は知っているんですね。

しかしそこまで考えていながら、今回有難いことに私をSEとして採用して頂ける職場があることに感謝しかありません。更に有難いことに、私に内定を出していただけた会社は私に入社してもらいたいという熱意がとても感じられたため、内定を頂いた瞬間に何も迷わず入社する意思をお伝えいたしました。

さて無事に就職活動に終止符を打つことになった訳ですが、私の転職活動の内容を簡単に説明しようと思います。

40代後半(アラフィフ)で転職活動(就職活動)

私の転職活動結果は以下となります。これが良い結果なのかは不明ですが、私としては一番自分に合っている会社から内定を頂けたのではないかと思っていますので満足しております。しかし、書類選考にせよ面接にせよ、不合格のお知らせが来ると精神的にキツイものがありました。

応募した会社数:13社

  • メインのエージェントからの応募:10社
  • 転職サイトからの応募:2社(書類選考で不合格)
  • 転職サイトを通しての企業からの直接スカウト:1社

1次面接実施数:7社

  • うち1次面接が最終面接の会社:3社
  • 1社は合格通知を待たず選考終了

2次面接実施数:2社

内定:2社

  • 1社は企業スカウトだが、お断りしました

エージェントとの面談

私の場合は2つのエージェントの方と面談を行ったが、後から面談をしたエージェントの方が中高年に対してのサポート経験が多く信頼出来そうであったため、そちらのエージェントをメインに活動させて頂きました。

最初に自分の希望なんかをエージェントの方に聞かれたり、現状の転職活動市場の動向を教えて頂けたりします。また履歴書や職務経歴書の確認もされましたが、大きな指摘はありませんでした。エージェントの利用はこう言った第三者からこのようなチェックを受けられるのでとても良いのではないかと思うのです。

2つのエージェントのどちらの方にも言われたのは40代以降の転職活動は厳しいというコトです。しかし私がメインに利用したエージェントの方には、IT業界は若干人手不足ということもあり他業界よりは少しマシということでした。また根気よく活動を続ければ必ず就職先が見つかるので頑張りましょうと言われた記憶があります。この一言でこちらのエージェントをメインに使おうと思ったんですね。

エージェント面接では、とにかく沢山応募してくださいと言われました。同時に内定が複数出てしまった時は決まってから考えれば良いと言って頂けました。

沢山応募をする理由は、年齢から書類選考を通過するのは2割位だそうです。これが現実だそうです。

40代以降は面接にも辿り着かない現実!厳しいです。

そのエージェントではとりあえず20社への応募が一つの目安のようでした。

エージェント面接はとにかく気楽に相談するスタンスで良いのだと思います。服装も私服で問題ないようです。転職活動をどうしたら良いのか悩んでいるようでしたらエージェントを利用してみては如何でしょうか?

もし良かったら次の記事も参考にしてみて下さい。

40代男性の就職・転職活動は書類選考で落とされるらしい!転職のプロへの相談は必須かも!

とにかく沢山応募した方が良い

エージェントから毎日のようにおススメの求人案件のお知らせが来ます。このおススメの案件は私がエージェントの面接でお話しした希望から合致するものが選ばれているようです。

またエージェントの複数の営業担当者から求人案件から私が候補に挙がると、「営業担当おすすめ」みたいな求人案件として通知されたり、私の職務経歴から求人案件に必要なスキルや経験が合致すると「企業スカウト」みたいな感じで通知がきます。

私は当初、エージェントからおススメされた求人案件の中から自分の希望にあうことと、内定がでたら入社したい企業を選んで応募していました。これですと本当に合致する企業が少なかったんです。だからなかなか応募まで辿り着かないみたいな。

そして同時に応募してしまうとスケジュール等で面接がバッティングしたら大変だしなぁって思ったりもして、合格前提で就職活動をススメていました。

その中でもこの企業ならきっと合格すると思っていて、内定でたら入社してみたいな企業に応募し面接をしたんです。面接で私のコトを評価して頂け間違いなく内定を頂ける感触だったのですが、家庭の事情と勤務地等の問題で内定を頂けなかったんですね。実はこの企業の内定を頂けなかったことが、マジでヤバいかもって思ったんです。

実はこの企業に応募して書類選考を通過して面接の結果が出てくるまで2~3週間程度かかりました。これは同時に複数の企業にどんどん応募してススメていかないと就職活動が終わらないと思いましたね。

ここからです。私が本気になって求人案件を自分から探して応募を同時に沢山の企業にしたのは。エージェントから勧められた案件からも応募しましたが、それとは別にエージェントで持っている求人案件で自分に合うものがないかを自分から探しました。

ここら辺から一気に7~8社近く同時に応募したと思います。

自分の経歴から冷静に応募案件を見極めた方が良い

エージェントに出会う前に2社の企業に応募し、年齢による書類選考での不合格と思われることに遭遇しました。しかしそれを除くと11社中7社の書類選考を通過したことになります。

エージェントに言われていたのは書類選考の通過は2割ほどと思ってくれというコトでした。それが私の場合は相当の確率で書類選考を通過していることになります。

コレには私なりの戦略がありました。

私の場合、特定分野のシステムに長く携わってきたんですね。例えば金融系のシステムに携わってきたSEみたいな感じです。この「特定分野」って言うのが重要かもしれません。

おなじSEとしての仕事でも、特定分野の経験が長ければそちらに特化した開発業務での求人案件は書類選考に通過しやすくなるハズです。当初私はSEの仕事なら何でも良いみたいなスタンスで求人案件を探していたのですが、途中から特定分野のSEでの求人案件の比重を多めに応募するようにしました。

このような戦略が書類選考通過の確率を少し上げてくれたのではないかと思うのです。

この戦略に関しては、その特定分野以外のことがやりたいから転職活動しているんだよって言う人には使えないものとなります。もし転職活動に行き詰った時には少し視点を変えて、このようなことも考えてみると良いのかもしれません。

面接ってどうよ?

面接は全てオンライン面接でした。最終面接も全てです。しかし面接時はキチンとスーツを着用して臨みましたよ。当たり前のことかもしれませんが、面接官は私服の事もありましたね。

Zoom、MicrosoftTeams、その他もあった。

面接で何を聞かれるか?

結構気になるとは思いますが、エージェントから答えを用意しておくべき質問事項集みたいなのは教えてもらいました。その質問に対する回答を一度自分なりにまとめることはしました。またオンライン面接なので、まとめた回答を面接中に確認できる準備はしておきました。

主に下記の様な内容ですね。

  • 自己紹介
  • 転職理由・志望理由
  • 過去の経験やスキル
  • 入社してやりたい業務
  • 自分の強みと弱み
  • 自分が会社にもたらす影響
  • 給与・待遇・条件等
  • 退職後の空白期間にしていたこと

このようなことを聞かれたことが多かったような気がします。

会社によっては求めているレベルが高く、「あなたが入社することで会社にどんなメリットをもたらすのか?」なんてことを聞かれることもあります。数社ほどこの質問を受けたような気がします。ここら辺の質問になってくると会社によっては回答を用意する必要性も出てくる場合もあるので、事前準備は必要になるかと思います。

また私の場合は家庭の事情があり、勤務地や出張についてのことについて聞かれることが多かったです。

実は評価された前職の勤務年数

私は前職場での勤務年数は10年以上と長かったのですが、実はコレが意外と評価対象となっていたようです。これはエージェントの方にも言われたのですが、勤務年数が長い経験があることは武器になるようです。

そしてどこかの企業との面接の時にも、長く勤務していた実績を評価しているようなことを言われたこともありました。

長く勤務していたことが転職活動で評価されるなんて考えもしていなかったので、これは意外でした。

やはりスグに辞めてしまわないか?

ここら辺は気にされることなんでしょうね。

職務経歴書の記載内容について頂いたアドバイス

実はとある企業の面接時に面接官がとても私のコトを気に入ってくれたのかは分かりませんが、職務経歴書のスキルの記載内容についてアドバイスをしてくれたんです。

私が職務経歴書に記載していたスキルについては、現在でも使えるだろう?と思うようなものしか記載しないでいました。15年以上も前に使用していたスキルで、今すぐにそのスキルで業務をして下さいと言われた時に出来ないと困ると思いかなり控えめに記載していました。

その面接官曰く、技術者が過去に活用していたスキルは忘れていても、もう一度呼び起せば少し時間は必要かもしれないけどスグに使えるようになると。みんなそのコトを知ってはいるけど、技術者で真面目な方は控えめに記載しているケースがとても多いと。しかもスキルが高い技術者ほどそのように職務経歴書を控えめに記載しているケースが多いと。

だから過去に少しでも使用したことがあるスキルは極力書いておいた方が、自己アピールに繋がるから書いた方が良いと。結局人事担当者はそういうことは分からないし見抜けないので、記載がなければ人事担当者が条件検索してもヒットしなくなるとのこと。

コレにはなるほどなぁと思いました。だから私はこのアドバイスを貰ったらスグに職務経歴書のスキルを少しばかり追加しましたね。

タマタマ技術者あがりの面接官だったため、技術者の生態を知っているんでしょうね。((´∀`))ケラケラ

エージェントを通した応募での日程調整は楽かも?

書類選考を通過し面接となると日程調整が必要となってきます。同時に複数の企業と面接日程を調整しないとならなくなった場合、個人で調整するのは大変です。

エージェントを介した応募なら、面接の日程調整も全てエージェントを通して行うことになります。私の場合、転職活動の初期は転職サイトからの応募を数社していました。しかしエージェント面接後は全てエージェント経由での応募に切り替えました。

私がエージェントを利用していて思ったのは、複数の企業の選考が同時に進んでいる場合はとても便利だと思いましたね。もし転職サイトから自分で応募して自分だけで日程調整していたら、恐らく大変な思いをしていたと思います。

ここら辺はエージェントを一つに絞って利用し、他の転職サイト等でどうしても応募したい企業があれば1社だけそちらから応募みたいな感じが良いのかもしれません。基本的にはエージェントの1本化が便利であるのは間違いありません。

もし内定が出てその企業に入社意思を伝える場合もエージェントを通して行うのですが、そのエージェントで応募し選考途中の企業への連絡はエージェントがしてくれるようです。逆に他の転職サイト経由で応募し選考途中の企業は自分で、お断りの連絡をしないとならなくなります。

エージェントの活用はこれからの転職活動には必要なのかもしれませんね。

面接官によって対応は全然違う!

私の場合だからかは分かりませんが、面接官によって面接時の盛り上がり方が全然違うんですね。

本当にお堅い感じの面接から、ざっくばらんの感じの面接まで。

半々かもしれません。

ざっくばらんの面接は本当に気分的にも楽で、面接していて楽しくなってくるんですね。しかしお堅い感じの面接だと何をお話すれば分からなくなってしまったりと。

このように面接官によって柔軟に対応する必要があるため、少しばかり慣れは必要になるかもしれません。元々、こういった面接に慣れている人は良いのかもしれませんが、そうでない人はとりあえず応募して面接可能なら面接していった方が良いかと思います。

面接を通して相手企業のことを深く知ることができると、志望度合いに変化があったりもします。

少しでも興味がある企業であれば、書類選考を通過するかも分からないのでとりあえず応募するのはアリです。私のように中高年の転職は年齢による書類選考不合格は普通のことですので、とにかく応募。通過したら面接を経験するチャンスが貰えたと思えば良いのです。

そうやって面接を少しでも多くやれば、面接にも慣れることが出来ますし、もしかしたら入社してみたいと思える企業に出会えるかもしれません。

面接相手も人ですので、話していて相性みたいなモノもあるでしょう。これは実力だけではどうにもならない部分や、企業とのご縁もあることです。

今はラッキーなことに面接はオンラインで実施する時代です。交通費も掛からず出来るので、気楽に応募して面接をしていけば良いのではないでしょうか?

筆記試験を実施した企業アリ

まさかこの年齢での転職で筆記試験を実施することがあるとは思ってもいませんでした。

全部で3つぐらいの企業で実施しました。全てオンラインでパソコンで試験を受けるような形式です。

しかしこれが若い頃にしかやっていないような問題だったので、結構辛かったです。しかも1時間以上必要とする試験を実施した例もありました。

簡単な計算問題程度なら良いのですが、閃きがないと解けないような問題は難易度高いです。時間制限があるので、全く解けないというコトもあり得ると思います。計算問題も1次方程式が完璧にできないと難しいですよ。

なんかクイズ番組の問題を解いている気分でした。

それと性格診断みたいな問題とセットですね。

このような試験の結果がどうだったかは私も不明です。最終的に内定を頂いた会社は筆記試験はありませんでした。それなので私が筆記試験を受けた例は参考にならないと思われます。

もし不安な方は学生の就職活動で実施している企業が多いSPI試験の訓練をしておくと良いのかもしれません。

転職するならスグに活動するべし!

ちなみに私は既に退職後6カ月以上経過してから就職活動を始めました。

まずこれは間違いだったと思います。ゆっくり休むにしても転職活動は少しずつでも始めるべきです。一つの会社の応募から面接までの時間が結構掛かるんですね。

私は転職活動を始めれば1ヵ月もあれば終わるだろうと思っていたんですよ。

それが予定の2倍の時間が掛かりました。エージェントが言うにはこれでも早く内定を頂いた方ということなので、とりあえず早く活動を始めて応募をじゃんじゃんやっていけば良いんだと思います。

これ退職後スグに開始していれば、もう少しゆっくりと一つ一つの企業に向き合いながら就職活動が行えたのではないかと思うのです。

最初から就職活動は時間が掛かるということをアタマに入れておいた方が良いです。1社ごとに応募から結果が出るまで待ちの時間が多いんです。もし不合格が続くようなことがあれば、更に時間が経過していきます。途中で戦略変更も必要となるかもしれません。

そう考えると、就職活動はスグに開始するべきだと思うのです。

本当なら退職前にやっておくべきですけどね。

退職してからの転職活動は辞めるべき!

私みたいにとりあえず退職してしまってからの転職活動はおススメしません。中高年の転職ではハッキリ言って無謀かと思われます。

しかも私みたいに退職後にとりあえずゆっくり休んで、十分な休息をしてから就職活動をすれば良いやなんて思わないことです。万が一、先に退職してしまったとしてもスグに転職活動を開始することをおススメします。

中高年の転職活動はハッキリ言って思うように進めないと思います。

私はタマタマ人手不足の業界で就職活動をしたため、まだマシな方だったのかもしれません。しかし基本的に企業は若手を欲しがり、中高年に関しては若手には無いようなスキルだったりマネージメント力だったり過去の経験を期待しています。

まずここら辺で年齢だけで書類選考が通りません。

そして面接時に退職後に何をしていたのかを必ず聞かれます。キチンと答えられる理由が無いと厳しいです。

ちなみに私は今回の就職活動で二度と退職してからの転職活動は辞めようと思いました。もうそういう年齢ではないことを痛感しましたね。

さいごに

私の転職活動のことを書いてみました。少しまとまりは無いかもしれませんが、40代以上の転職は簡単では無いというコトです。勿論、過去の経歴や持っているスキルが並外れている方は別なのかもしれません。しかし人手不足のIT業界と言えども、年齢での不合格があります。転職サイトを見ていると結構自分でも働けそうな企業は多数あるのですが、自分の条件や希望に合うものは少なくなったりするんですね。

少しでも自分の条件にあう企業に出会うには時間も必要です。もし退職を先にされてしまっている場合には生活費等の問題もあり、転職活動を妥協してしまうかもしれません。妥協して決めてしまうと、また仕事が嫌になって辞めてしまうようなことに繋がる可能性もあり悪循環になります。

やはり転職活動で失敗しない為には、転職先がキチンと決まってから退職されることをおススメします。

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